―― 創業のきっかけを教えてください。
ステーキ・しゃぶしゃぶチェーンの経営を5年、焼肉チェーンの経営を10年、のべ15年にわたって外食の経営に携わりました。その経験をもとに、3年前にオフィス南というコンサルタント会社を立ち上げました。もっといろんな形で外食業界のお役に立ちたい、それがスタートです。
―― 独立しようと思った決め手は何だったんですか。
お世話になった外食の業界に、もっと広い形で貢献したいという気持ちです。現場で経営者として15年やってきたからこそ、見えてくるものがある。その経験を、一社だけでなく業界全体に還元したいと思いました。
コンサルからM&Aへ ――その現場感があるからこそ、コンサルだけでなくM&Aまで手を広げたんですか。
そうです。外食業界にお役立ちしたいという気持ちで始めたのですが、M&Aには売り手にも買い手にも大きなメリットがあります。今日はそのメリットについてお話しします。
―― まず売り手側にはどんなメリットがあるんですか。
何十年もお店をやってきたけれど後を継ぐ人がいない、体力的にもそろそろ潮時かもしれない——そういったオーナーさんにとって、まず一つ目は「お店とスタッフの未来を守れる」ということです。
―― 廃業じゃなくて譲渡なら、従業員の雇用も引き継がれるということですか。
そうです。従業員の雇用はもちろん、常連のお客様との関係、屋号、レシピ——経営者が大切に育ててきたものをすべて終わらせるのではなく、「託す」という選択になります。
―― 売り手のメリット、他にはどんなものがありますか。
2つ目は、個人保証や借入れからの解放です。承継の際には、売り手の方の債務をすべて清算することが前提になります。
―― 債務は全部クリアが前提なんですね。
はい。そして3つ目は、引退後の生活資金が確保できるということです。売却益によって、老後の資金を手にすることができます。
買い手にとっての4つのメリット ――買い手側から見たメリットはどこにあるんですか。
買い手から見たメリットは大きく4つあります。まず一つ目は、出店スピードが圧倒的に早く、出店コストが安いこと。これが最大のメリットです。
―― 居抜きより速くて安い。残り3つも教えてください。
2つ目は、好立地を探す手間が省けること。良い立地を見つけるのはかなり大変な作業ですから、その手間が省けるのは大きいです。3つ目は、既存のスタッフ、常連のお客様、そしてその業態のオペレーションをそのまま獲得できること。ゼロから育てるのではなく、すでに動いている仕組みごと手に入れられます。
―― 最後に、店を託そうか迷っているオーナーさんへ一言お願いします。
いろいろな選択肢があると思いますが、M&Aはその中でも大きなメリットを持った選択肢です。後継者がいない方も、経営にお困りの方も、まずはご相談ください。丁寧にご説明します。